劇団新幹線 舞台「天號星」観劇レビュー

先日、劇団新幹線さんの舞台「天號星」を観劇するために、新しくできた東急歌舞伎町タワーにある「THEATER MIRANO-ZA」へ行ってきました~

劇団新幹線 天號星ホームページ

舞台を観に行くのは人生2回目で、きっかけはもちろん久保史緒里ちゃん!

昨年、初めて桜文で舞台観劇デビューしまして、久保ちゃんはもちろんとして役者さんたちの生演技に圧巻されたので、今回は古田新太さんや早乙女太一さん、早乙女友貴さんの殺陣も観られるということで「いのうえ歌舞伎ってどんな感じなんだろう?」とワクワクしながら席に着き幕が上がるのを待っていると、ロックテイストの激しいサウンドが鳴り響き、いよいよ開演!

まだ上映中の作品なのでなるべく詳細は省きつつの感想ですが、とにかく「開演から終演までずっと楽しかった!」というのが一番の感想でした!

まず、作品の90%ぐらいはコメディタッチというか、役者さん(特に粟根まことさんや池田成志さん)の細かい演技など笑いのポイントが至る所に散りばめられていて、観客も皆声を出してずっと笑っているような、自分みたいな舞台初心者でも気軽に楽しめる3時間でした。

とはいえコメディ作品ではなくあくまでも時代劇であり、古田新太さんが演じる主人公の「半兵衛」と早乙女太一さんが演じる「銀次」の2人の戦いが主軸であり、そしてこの2人が天號星の呪いによって入れ替わってしまうことで「若さや身体能力を失った代わりに権力を手に入れた極悪人の銀次」と「へたれ主人公だが底なしのお人よしであり、銀次の野望を止めるために戦いに身を投じることになった半兵衛」の戦いであり、なおかつ半兵衛の成長物語としても成立している。

作中の9割近くがコメディと言っていいぐらい大笑いしたのに、残りの1割で作品のキーとなるポイントをキチンと締める脚本と役者さんたちの熱演によって、あくまでも「家族や街を守りたい半兵衛 VS 権力を手に入れようと企む銀次とその背後にいる権力者たち」のストーリーになっていて、時間が経つにつれて「シンプルな勧善懲悪の物語」として天號星の世界に完全に引き込まれていました。

アクションに関して言えば、迫力で言えばやっぱり早乙女兄弟の殺陣(入れ替わった半兵衛と銀次のライバルである朝吉のシーン)がダントツで迫力がありました!特に第1幕のラストシーンでこの2人の激しい殺陣が繰り広げられる中、バックに「天號星」のロゴがバーーン!!と出てきたときは思わずテンションが上がりました!

そして古田新太さんの老獪というか、洗練された立ち回りの殺陣もまた別の味があって良かったし、びっくりしたのは山本千尋さん演じる「いぶき」の殺陣!

失礼かもしれないけど、女性であんなに迫力ある殺陣を見たのは初めてだったし、男女関係なく見ても身のこなしやキレが凄くてかなり見ごたえがありました。

そして(本命の?)推しメンである久保ちゃん演じる「みさき」

設定としては「神降ろしの巫女」であり「半兵衛の娘」という役どころで、町の人からはある意味アイドル的?な人気も持つ占い巫女でしたが、コメディから歌唱、そして少しだけど殺陣のシーンもあり、半兵衛との家族愛が垣間見えるシリアスなシーンもあり、色んな演技が見れるので久保ちゃん推しは必見です!

今回の天號星がそうなのか、それとも新幹線さんの舞台演出の特徴なのかは分かりませんがステージ上のみならず、客席の隣にある通路も演出としてたくさん使われていて、座席によっては久保ちゃんがすぐ隣を通っちゃった!なんてこともありました(なんともうらやましい…笑)

去年「桜文」を観劇した時や、配信でヨーロッパ企画の「たぶんこれ銀河鉄道の夜」を観劇した時も思いましたが、推しが出てるとか関係なく「舞台って楽しい」と毎回観るたびに思う。

時間や体力、懐事情の兼ね合いから乃木坂の推し活と舞台観劇を両立させるのは正直難しいけど、推しメンが出てる舞台作品は今後もなるべく生で観劇できるようにしたいし、もし仮に数年後、数十年後に推し活を止める時が来たとしても、舞台観劇はずっと続けていきたいなぁ。。と思います。

劇団新幹線の皆様方、キャスト、スタッフの皆様方、本当に素晴らしい時間でした。ありがとうございました!!

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